2009年5月7日木曜日

沙羅双樹

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。平家物語の冒頭の部分です。この沙羅双樹の花は4月の終わりから5月のはじめに満開になります。白い夏椿をその花と言う人もいますが、2年前、4月、谷中の天王寺というお寺を訪ねたとき、白い楚々とした美しい鈴なりの花が。その足元に沙羅双樹の文字がありました。なので、私にとってはこの花こそ沙羅双樹。2年前のその日は2分咲きぐらい、去年は満開。そして今年は・・?今日、なんとか時間がとれて、出かけました。丁度雨が上がって薄日が。少しうきうきしながら日暮里の階段をあがっていくと、美しい新緑の、新緑の・・木に、白い花が、ない^^;。今年は、遅かったのです。しぶしぶお寺を出ようとしたとき、「思ったようにはならないがやったようにはなる」と黒板にお言葉が書かれてありました。稽古をしなさい、という仏様の言葉かもしれません(^^;)ね・・。谷中銀座を歩きながら一期一会という言葉が浮かびました。一番美しい瞬間に出会える幸福。見ることのできる幸福。今、出会ったものとの一期一会。今年花にであえなかったことが思い出させてくれた言葉でした。去年の満開の沙羅双樹の花はHPに載っていま~す(^^)。。

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