樹が好きです。ここは横浜の公園デス。平日の昼間という、お得な時間。だんだんと強くなる日差しをさけて、木陰で休んでいました。この樹がなんともいい感じ。細い枝を見つけて、地面に落書きをしながら、初夏に向かう風を感じていました。
木
ジョイス・キルマー(1913年)
一本の木と同じくらいすてきな詩に
ぼくは一度も出会ったことがない
木は優しい大地の胸にすいついて
流れてくるめぐみをのがさない。
木はずっと天を見上げて腕をいっぱい広げて祈りつづけている
夏になればツグミたちがきて
巣のアクセサリーで木の頭を飾る
木は雪を深々とかぶったこともあるし
誰よりも雨と仲良くくらしている。
詩はぼくみたいなトンマなやつでも作れるが
木を作るなんてそれは神様にしかできない。
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