2016年10月12日水曜日

裏を見せ表を見せて散るもみじ

以前の投稿から一年近くがたってしまいました。もう木々が散り始めています。裏を見せ表を見せて散るもみじ。良寛の辞世の句です。今年の5月に船橋市の宮本三百人劇場で、30分ほどの自作のお芝居をしました。良寛と貞心尼の相聞歌、蓮の露が原作です。和歌のやりとりなので素敵な和歌がたくさんありました。足るを知る、これが良寛さんの姿勢です。人生の最後の4年間、40歳年下の貞心尼と、
和歌を読みあいました。とても情熱的な!仏教、そして、人を想うこと。私の好きな岡本かの子の作品にも通じるものがあるのかなあ。そのお芝居は八王子車人形の西川古柳さんが、良寛さんを演じてくださいました。お人形さんの良寛さん、生きているようで素晴らしかったです。さあ、この秋は琵琶作品、源氏物語の浮舟、岡本かの子の鯉魚、の創作が控えています。やはり5月に行った石田三成の里、滋賀古橋も忘れ難く、三成も創作してみたい、
う~ん、みんな、観音様が関わっています。観音さまを想う、この秋です。

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