11日は大津市民教養講座で、大津の市民会館に行ってまいりました。大津は昨年に続き2度目です。35年続いているという、市民教養講座、すごいですね!大津に着いたころには雨も上がりました。大津は静かな町です。琵琶湖がこの町を包んでいる、そんな感じがします。大津歴史絵巻ということで、額田王の物語、を語らせていただき、とても熱心に聞いてくださいました。ありがとうございました。
翌日は最澄の比叡山へ。昔からたくさんのお坊さんが悟りをひらいたところと言われています。法然、親鸞、日蓮、道元、栄西、一休も。写真は比叡山の根本中堂近くのもみじです。最澄の時代から絶えていないという灯がある、根本中堂。静かな灯です。心の一番奥に届いてくるような灯。
山は紅葉をはじめ、眼下に京の都。千年の時間を越えていきます。その灯から目をふっとあげたら欄干に沢山の木彫りの天女が舞っています。あ!琵琶。今回のお世話をしてくださった、久石さんが言いました。本当だ。琵琶を持った、力強い天女。時を軽々と越えていくその姿に、あなたは今何をしているの?何処へ行くの?と問い掛けられた気がして、しばらくそこで立ち止まりました。そしてこんなことを感じました。
私の心の中にもあるだろうか、絶えない灯が。永遠にそこにある湖が・・・。
今年もあと一ヶ月と半分。冬に向かう、この時期に、自分をふりかえる貴重な時間をいただきました。
2009年11月1日日曜日
廬山寺さんで。
そう、紫式部の法要に参加してきました。
京都御所の横にある桔梗の美しいお寺です。
このお寺で紫式部が源氏物語を書いたといわれています。
この日はまず管長さんによる法要。いいお声で仏様に向かい、お経をあげられます。それから京言葉で源氏物語を語られる山下智子さん(四国でお世話になっている笑さんのご友人でした!)の奉納。山下さんの雅びで、はんなりとした京言葉の源氏の語りにお琴の音色が加わり、千年前へいざなってくれます。そして朧谷先生の源氏のお話。楽しいお話で、お客様の笑いも。その後、琵琶を弾き語りの奉納をさせていただきました。浮舟です。12分という短い時間でしたが、目の前は仏様で、なんともいい気分・・。めったにないことです!紫式部という人をとても身近に感じることができました。夜は京都の友人の瀬戸さんと大阪から来てくれた京子ちゃんと青蓮院というお寺に平安時代以来はじめてのご開帳という青不動様を見にいきました。ここでも千年昔にタイムスリップ。京都も変わってしまったと地元の方は嘆かれるけれど、源氏物語にふれるとまた違った京都が見えてきます。翌日はいつもお世話になっている思文閣さんで神谷美恵子展に感動し、またいい旅をさせていただいてきました。ありがとうございました(^^)
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